2011-02-27

大会Vol.5

コースインスペクション
今シーズン最初の草大会。
会場は富士見パノラマ。
去年出場して今年で2回目。

日曜で普段は仕事の日だけど暇な時期だったから有休をとって、妻も行けるっていうことでビデオ撮りを含めサポートをお願いしたから、正月以来の一緒のスキー。
諏訪南ICからすぐだから運転は気分的にすごく楽。
一応早めに出発っていうことで5:00前に家を出て双葉SAで朝食をはさみつつ7:30頃到着。

8:15から受付だからゆっくり準備して、緩斜面で軽く足慣らし。
草大会は開催側がお祭りムードで盛り上げるから、お祭り気分で楽しむ選手たちと上位を狙って本気の選手たちと様々。
自分はもちろん後者のほう。
種目は大回り→フリー滑走→小回りの順で3種目。
板2本で2種目はロングターン用の板を使うから足慣らし段階からロングターン用の板に乗る。

今日はやろうと思ってることがはっきりしてるから頭がすごく整理されてる。
それは、先週のプライベートレッスンで方向性を定めたやり方を現状の完成度に関わらず試すっていうのを決めてきたらから。
もうイメージ自体は自分の中にしっかりと形があって、あとは雪面状況で多少調整するぐらいのつもりでいる。

受付で人数を確認したら去年より20人ほど多い。
開会式
師匠のレギュラーキャンプの常連メンバーの一人もエントリーしてて、久しぶりに会う。
その人は現在クラウン挑戦中。
大会慣れしてて、アピール度の高い滑りがすごく上手い。

種目ごと自分の順番が回ってくるまで男女合わせて130人ぐらい待って結構時間がかかりそうだから、集中力を途切れさせないようにしないといけない。
昼食時間は軽く越えるはずだから、途中のエネルギー補給も必要。

今日の前走は元ナショナルデモンストレーターの竹田選手と、ここのスクール所属で全日本にも出場予定の菅原選手。
竹田選手はゲストジャッジにも入る。
天気予報では夕方まで曇りでそこから雨になるはずだったけど、予想外の晴天。
気温も高いから雪が緩んでくのは明らか。

前走スタートで既にシュプールが深く刻まれてる。
細かくデラがけして、あんまりひどければ硫安をまくらしい。
9:30コースインスペクション開始でその後開会式。
予定が押して10:30競技開始。

【1種目目大回り】

前走の滑り。
結構な傾を作ってターンに入ってくる。
谷回りの捉えはやっぱり抜群に上手いと思う。

自分の番。
ラインどりは前回フリーで練習に来たときに決めてたから迷うことなし。
クローチングでプレターン前半まで入ってスタート。
多少浮かされ気味なところもあったけどほぼ先週のイメージで滑る。
ジャッジごと点数がバラけてる。
早速ビデオでチェックして大体イメージどおりに滑れてる気がする。

2種目目までにまだ大分時間があるし、恐らく最も激戦区と思われる自分と同組の選手達の滑りをじっくり観察。
やっぱり良い滑りをする選手がたくさんいる。
戦い慣れてるのか、見せ方がわかってる感じの人が多い。
これは、と思う選手にはやっぱり良い点数がついてる。
妻から滑りに派手さが無い、っていうコメント。
自分もそう思うし、感覚的な表現だとその言い方が今一番求めなきゃいけないポイントだと思う。
2種目目ではもう少し動きを出していこうと思う。

【2種目目フリー滑走】

相当雪が緩んできたから
デラがけ→硫安まき→デラがけ が入る。
硫安をまいたあとのデラがけに入った感じではかなりバーンがしまってる印象。

前走の滑り。
特に竹田選手のターン構成がすごくうまいと思う。
リズム変化の導入の仕方や斜面全体をバランスよく使う構成の仕方は、自分もできるようになりたいと思う。
自分の番。
さっきのデラがけの印象より明らかに雪が緩んできてるみたいだから、それなりのイメージでスタート。
大回りと同じ方向にこれもクローチングでプレターンまで入ってスタート。
最初のワンターンの後でリズム変化を入れようとしてわずかに足元が引っ掛かって良いタイミングでリズム変化に入れず、リズムをつかめないまま下 半分の斜度が緩くなる部分に入ってしまう。
気負って内側に大きく動きすぎてしまったのと、やわらかいだろうと想定してたコース下部の下地が硫安で意外と硬くなってることを読み誤った ことで、思った以上の返りをもらってしまって2ターンほど外足が浮く。
明らかに失敗の滑りで点数もそれなり。
気持ち的に大分落ちてしまったけど、最終種目は先週の段階では一番状態が良かった小回り。
カロリーメイトを食べつつ一息入れて一旦悪い流れを断ち切ろうとなんとか気持ちを切り替える。

今日初めて小回り用の板に乗るから多少足慣らし。
やっぱり調子は悪くない気がする。

【3種目目小回り】

前走の滑り。
ここ数年の傾向になりつつある、かなりワイドにスペースを使った小回り。
リズムの早い中回りぐらいのワイドさ。
トップを横に向けてる時間が長い。
そのほうが当然滑りは大きく見えて迫力がある。

自分の番。
少し加速してスタート。
さっきのフリー滑走で雪面状況が読みと違ってたから、この種目は足元の状況に従って柔らかく対応しようと心掛ける。
先週やったとおり、股関節側にダイレクトに重心移動しながら腰をできるだけ板の進む方向に動かして2軸の動きを作るようにする。
中盤ぐらいまでは割とイメージどおりいったけど、足慣らしをしてた斜面は硫安をまいてなくて、そのままのイメージで行ったら後半で板に走られてしまった感じで、縦に行き過ぎて思ったようなターンスペースを描けなかった。
点数もいまひとつ。

3種目終了で、落ち着いて同じ組の選手達の滑りをじっくり見る。
それほどスピード感を出さなくてもスペースをきっちり使った滑りが評価されてるみたいで、これも自分の戦略ミス。
そういうタイプの滑りを落ち着いてやるべきだったと後悔。
14:30頃終了。

滑りを大幅に改良しようとしてるとはいえ、去年に比べて全然手応え無し。
去年よりだいぶん順位を落としたのは明らか。

遅めの昼食をとって板・ブーツ撤収。
16:00から閉会式。

去年は全順位に賞品があったけど今年は上位と飛び賞とじゃんけん大会用だけ。

上位に入ってくる選手は去年と同じような顔ぶれ。

2位に入った選手は去年チャレンジ精神満々で全種目転倒してゲストジャッジから特別賞をもらってた。
去年、こういう選手はきっと今後伸びるんだろうなって思ってて、やっぱり結果って裏切らないんだなって改めて思った。

優勝した選手は去年4位で、すごくいい滑りをしてたから印象に残ってて、去年のこの大会の後、何度かスキー場で見かけてて、今シーズン丸沼で見かけた時には一人で地道にパーツ練習をしてた。
上位に食い込んでくる選手の背景には必ずこういう努力がある。

閉会式が終わってリザルトをもらう。
思った以上に去年より大幅に順位を落とした。
師匠のレギュラーキャンプの常連メンバーの一人にも1点負け。

帰りは妻が運転してくれることに。
妻もビデオとってくれたり種目間にも色々気遣ってくれて疲れてるはずなのにって申し訳なく思いつつ厚意に甘える。
17:00過ぎぐらいに出発。

師匠につらい報告を正直にメール。
途中で事故渋滞があったりしつつ20:30前に到着。
帰ってから、やけ酒気味に近所の居酒屋へ。

あさっても練習するつもりで、今日とったビデオをiphoneにいれなきゃ、と思って帰ってきたところへ心配した師匠から電話。
使い物にならない状態の頭を振り絞って今日の詳細を報告。
師匠からも今日大会に出てたレギュラーキャンプの常連メンバーの一人との違いは滑りの強さだ、とはっきり言われる。
次回のプライベートレッスンの日程を決めつつ、自分の不足部分の強化を目指そうという話で励まされた。

今日は寝る前でも疲れより悔しさのほうが大きかった。

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