2011-01-31

大会Vol.4

大会決勝。

言ってもどうにもならないけど、予選であと3点取ってれば、出場してた。
この差は大きい。

観戦だけの今日は遅めの出発。
8:20頃チェックアウト。
レストハウスが出場選手でごった返す時間をちょっとはずして選手達がとっくに足慣らしに出た後の時間に到着。

今日は、これからの1年で修正していく軸になる部分を見定めるために、選手達の滑りをじっくり見ながら、気になる選手の滑りはビデオ撮り。

ビーナスコース決勝スタートラインは上の棚から
去年とその4年ほど前に出た時にも感じたけど、決勝に進出した選手は誇りを持って滑ってるように見える。
それを見てると悔しい気持ちが沸き上がってくるし、次は絶対出場したいっていう気持ちが高まってくる。
そのためには今日ここでしっかりと出場した選手、特に上位の選手が持ってるうまさを頭に焼き付けないといけない。

男子120位、女子30位まで絞られた今日は、総合滑降・整地小回りの前半、約1時間の休憩をはさんで、大回り・不整地小回りの後半、の計4種目を1日でこなす。
そして種目が予選と一緒の、総合滑降・整地小回り・大回りは、コースこそ予選と一緒だけど、難易度を上げるためにスタート位置が予選よりもずっと上になる。
こういう設定一つとっても、出場しないと感覚的にわからない部分になる。

昨日、師匠から電話がかかってきた時にも話したけど、大回り・小回り共通で板のトップがいったん外を向いて上体をフォールラインに向けて落としたところに板が返ってくるようなタイムラグのある動きが、自分に足りない部分だっていうのが今日決勝に出てる選手達の滑りを見てても思う。
そしてその要素が大きくて躍動的に見えれば見えるほど、比例して高得点が出ているように見える。
最上位のほうの選手に至ってはそれにプラス自分の得意とする要素を付加してアピールすることで、さらに加点できてるように見える。

そのレベルまで行くのはちょっと難しいかもしれないけど、少なくともコンスタントに決勝に出場できてる選手とのそういう要素の差は1年かけて埋めてかないといけないし、埋められないと決勝進出は無いと思う。

これからいくつか出る予定の草大会にも、決勝進出してる選手もちらほら、もしくは同レベルの他の県連の選手も出場する。

これからシーズン中、練習しながら草大会も利用しつつ、良い方向に向かうようにしていきたい。

この大会最後のほうにあるキャプテンコースの不整地小回り。
去年に比べるとそれほど硬そうに見えないけど、転倒したりリスクを避けたラインを通る選手が結構いる。
実際に入ってるジャッジの話で、今日決勝に出場してる知り合いから聞いた情報では、スポーツマンコース小回りで、難易度の低いラインを通ってきた場合、あんまり良い点数を出さないっていう観点らしく、それが他の種目にも共通の話なら、ラインによる難易度の違いが一番わかりやすいのは不整地小回り。
確かにリスクの少ない、ほとんどコブの無いラインを通る選手にはあんまり良い点数は出てない。
そういう点では予選より決勝の評価がよりシビアかもしれない。
そして、良い点数が出てる選手、安定した滑りができてる選手は共通して、膝の返しが早いから確実に板が足元に戻ってくる。
これも板のトップが一度外に向いてフォールライン方向に落とした重心に対してタイムラグを持って戻ってくるっていう要素の一つ。
バンク系のコブラインでは上体を先行、刻みの細かいコブラインでは膝を先行で、重心をフォールラインに落としていかないといけないタイミングが早くなるに従って支点を足元に近い側にする、っていう違いがあるだけ。

大回り・小回り・不整地小回りで今自分が求めるべき要素はこれではっきりしたと思う。
キーワードは全ての滑り共通で「トップを外に一度向け、落とした重心に対して板がタイムラグを持って戻ってくる滑り」ってことになる。
すごくシンプルでわかりやすい。
これを軸にこの先1年を過ごそう。

全種目終了は13:30頃。
これで長い3日間が終了っていうことで、出場した選手同士ねぎらいの言葉を掛け合うこの大会ならではの光景。

種目終了後、選手達がみんな下りて行った後、当然のように予選だけしか出られなかった自分は滑ることができなかった、キャプテンコース不整地に入る。

最初の1本は、難しそうに滑ってた選手達のイメージがあったから、様子見で滑ったけど、実際の感触としては、去年感じたような歯がたたない、っていう印象は全く無くて、これならそれなりに行けそう、っていう感じだった。
2本滑ったけど2本とも途中で止まることは無く、逆にもっとハイパフォーマンスで滑りたいっていう欲が出るぐらいだった。

もういい加減14:00近くになってたから昼食をとって、中・緩斜面で基本的な動きを最後に3〜4本ぐらい確認しながら滑って、これから運転して帰る余力を多少残しつつ、上がり。

今回、色んなことを考えたこの車山にも多分、来年まで来ることは無いと思うから、次来る時には絶対、進化して帰って来ようと誓いつつ、15:00を過ぎて出発。

色んなところから富士山が見える中央道
久しぶりの下山。
ずっと気を張ってたから、体全体が緩んでく感じがする。

帰り道の中央道で思ったけど、中央道エリアのスキー場が好きなのは、それぞれのスキー場のアクセスや斜面構成もあるけど、中央道から見える山々の佇まいや、ダイナミックさに見応えがあるのも理由の一つだと思う。

会社に4日も休みをもらってたから、双葉SAで、ばらまきみやげを買いつつ平日だから渋滞もほとんど無く、順調に帰宅。

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