ここに行くのがいつも憂鬱なのはハードなアイスバーンだから。
もともとここも含めて白樺湖周辺のスキー場は気温が低くなりやすくて、ハードなバーンになりやすい中で、ここは山自体がすごく開けた場所に位置するから常に風にさらされやすくて、とりわけアイスバーンになりやすい。
っていうか、ここでアイスバーンが全然無い状況に今まで出くわしたことが無い。
大げさじゃなく、「青氷ーあおごおり」っていう状態を人に説明するなら、自分だったら真っ先にここを例にあげると思う。
レーサーあがりじゃない自分としては、むしろゆるゆるの悪雪のほうが得意。
到着時、外気温−9℃。
大会のコートとなる主な斜面は2つ。ビーナスコースとスポーツマンコース。
各コースのコースイメージを高めるために上部・下部から写真を撮る。
スポーツマンコース上部から |
かと言って慎重になりすぎて低い重心をキープするあまり、動きが少なくなると次のターンの初動が遅れてターン後半に詰まってその後いっきに板が横に抜けすぎて、これもやっぱり結果的にノーコントロールの滑りになってしまう。
程良い動きを出していくのが本当に難しい。
スポーツマンコース下部から |
決勝まで進出したら、超ハードアイスバーンのコブ斜面のキャプテンコースが待ってるけど、進出したことがない自分にとっては未知の領域。
去年、決勝の最後のほうの時間帯でコブ種目を見てたら転倒した選手が、見た感じだと肩の脱臼か鎖骨骨折。
どの斜面も東か南東向きだから、午後2時を過ぎるくらいからは斜面が完全に日陰になって、MAXで硬いバーンになる。
去年ちょっと滑ってみたけど戦意喪失って感じだった。
毎年この時期にここに来ると平日でも明らかに月末の大会を見越した練習に来てる人が結構いる。
今回も来シーズンのウェアを着てるそれらしき集団がいて、よくよく見てみるとNORDICAとBLIZZARD(TECNICAグループ)チームの合宿で、コーチに元デモンストレーターと全日本のジャッジマンっていうチーム構成。
いろんな県連に所属してるメンバーだから月末の大会に全員が出るわけじゃない。
1日を通してスポーツマンコースで練習してたけど、あのコースを自在に滑れる技術はすごいと思いながら今年の滑りの傾向を分析。
小回りは少し横のスペースを使ったほうが良さそうな雰囲気。
問題の大回りの板。
ビーナスコース上部から |
3~4本滑ってやっと、GS系の長い板に対してゆったりと動く感じを思い出す。
本当のハイエンドの板には乗ったことが無かったから心配だったけど、なんとか感触はつかめてきた。
ビーナスコース下部から |
大回りの板の感じがだいたいわかったところで、そこから昼食をはさみつつ小回りと各運動要素を車山での動き方として確認。
スポーツマンコースで数本小回りを練習してたけど、NORDICA&BLIZZARDチーム がいてやりづらい雰囲気だから他の場所に移って基本要素を確認しながら中速ぐらいで練習。
結局朝10:00から16:00前ぐらいまで滑って足はガクガク。
来週はここで師匠とのプライベートレッスン。
大会前の最後の平日練習になるからビーナスコースはまともに大回りができるようになっていてほしい。
諏訪南ICに着く頃にはすっかり暗くなってたけど、日没が一番早い時期に比べると既に少し日が長くなってきた気がする。
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